幼児教室は私の中で長年温め続けてきたバレエ教室の第一歩です。バレエに限ったことではありませんが、芸術は幼児期から正しい指導を必要とします。プロのバレリーナとして、また母親としての経験を生かし皆様とともに「楽しいながら有意義なクラス」を目指して行きたいと思います。 お子様の成長のお手伝いをさせて戴けましたら幸いです。
  
まず 大切な事は 〈バレエの感覚を育てる〉事です。幼児期の身体にとって正式なバレエをすることはまだ早過ぎます。音に合わせ身体を動かし、飛びはね、走りながら自然にバレエの感覚が身に付きます。綺麗なバレエ音楽と共に身体を動かす事により心の成長に もお役に立ちます。そして、何よりも 楽しく過ごすことが大切です。可愛いレオタードを着てお姫様や妖精になりましょう。
  
小学生になる頃には 本格的なバレエのお稽古に入ります。皆さんもご存知のように、爪先を外側に開き腕を丸くするあの格好です。優雅な身のこなしや アームス(手の動き)を身につける第一歩になります。感覚を育てる
バレエの身体を作る
  この時期に身に付けるバレエ独特の長い首や背筋の伸びた美しい姿勢は、大人になって後も他人に好印象を与える生涯の宝物となるでしょう。美しい健康な身体を作りましょう。
   バレエで「踊る」と言う言葉は、身体を音に合わせて動かす事だけを表すのではありません。物語、音楽や情景、自分が理解した全てをバレエを観る大勢の人々に伝えるために、感じたままを全身で表現することを示します。しかしながら、何百年もの長きにわたり奥ゆかしさを美徳としてきた私たち日本人にとって自由に表現する事はとても難しいものとなっています。遠慮がちな表現は、自分にも観客にも物足りなさを感じさせてしまいます。ここで役に立つことの一つは、間違えなく幼児期に得た「バレエに対する感覚」です。それは自分の意思を伝える方法が自然に身に付いているからです。
   憧れのトゥシューズ。
   トゥシューズを履た瞬間、お子様はますますバレリーナらしくなります。一方とてもデリケートなものなもので、身体には大きな負担がかかります。個人差がありますが小学校の4・5年生頃身体や骨が成長して初めて使い始めることができます。 十分に注意しながら大切に大切にご指導させていただきたいいと思っています。時間はかかりますがお子様がバレリーナに成長していく過程を温かくお見守り下さい。
   いろいろと申し述べましたが、難しい事は考えずに只々楽しんで下さい。あとは私が、お子様達を上手く導けるよう努力してまいります。 「バレエって楽しいね」と思って頂ければ幸せです。
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